熊本県 南阿蘇の眼科医です。緑内障、加齢黄斑変性症、斜視、弱視、ロービジョンケア等。

       
南阿蘇原眼科

コンタクトレンズ

屈折異常の人が物を見る方法として、長い間メガネが主役でしたが、近年はコンタクトレンズ(コンタクト)が非常な勢いで普及しています。屈折異常に対する矯正効果から考えても、強い遠視、近視、乱視の人や左右の目の度数がひどく異なる人は、メガネよりコンタクトが有利です。しかし、黒目(角膜)に障害がある人、涙が非常に少ない人、さらには大変不精な人や神経質な人には向きません。

ハードレンズの特徴

コンタクトにはハードレンズとソフトレンズがあります。ハードレンズは直径8~9ミリで、角膜の表面を動き、その時酸素を含んだ涙の交換が行われます。手入れが簡単で長持ちしますが、慣れるまでには時間がかかります。酸素透過性も高く連続装用も可能となっています。

ソフトレンズの特徴

一方、ソフトレンズは直径13~14ミリと大きく、軟らかいため装用感が良いのが最大の魅力です。ピッタリとフィットし、激しいスポーツをする人には重宝がられます。しかし、2年ぐらいで新しいものに交換しなければなりません。さらに、目ヤニや涙からの蛋白が付着しやしく、カビが繁殖することもあるので、毎日の消毒と洗浄が必要です。近年は、使い捨てレンズ(ディスポーサルコンタクトレンズ)が急速に普及しています。このレンズは期限が切れたら廃棄し、新しい滅菌済みのレンズと取り替えるものです。消毒や洗浄の手間は要りません。

自覚症状がなくても定期検査を

コンタクトを作る時は、必ず眼科医の検査、指導を受けてください。目にとっては異物を密着させるわけですから、コンタクトが使用できる目なのか、どのような種類のレンズが自分に適しているか検査を受け、処方してもらわなければなりません。異物感などの異常を感じたら、早く検査を受けてください。特にソフトレンズは装用感が良いため異常に気付かれにくく、とりかえしのつかない角膜障害が起こっていることもありますので、自覚症状がなくても定期検査が必要です。

原眼科 院長 原敬三

 - コラム